Last Updated on 2024年11月14日 by zgurdu
1.冬場に火事の件数が増える理由とは
冬になると火事のニュースがよく流れるようになります。
冬場に火事の件数が増えるのは、空気が乾燥することによる自然発火以外に、暖房器具の使用や、埃などによる漏電など原因がいくつかあります。
生活する上で気をつけるポイントがあるのです。
まず冬場の暖房器具の使用で起こる火事については、火のつかないものに買い替えていくことである程度までは予防できます。
石油ストーブなどは代表的な暖房器具なのですが、灯油を使わないヒーターや熱で温めるタイプのハロゲンヒーターも実は事故の原因になります。
機器の送風口や発熱する部分に何かが密着すると、高熱になり発火しやすくなります。
暖房器具の周囲に燃えやすいものを置かない、衣類を室内干しにする場合には暖房器具から離して置くようにしましょう。
小さい子どもやペットがいるとぶつかって転倒させることで事故の原因にもなりますので、ベビーサークルなどで囲って触れないようにすると、事故も防げます。
火事の心配が低いのはエアコンですので、電気代ばかり気にせずに安心感のある器具を使用することも必要です。
またスタンドライトのようなものも、電球自体はとても熱くなり、火事の元です。
2.空焚きの鍋から発火することもあるので注意
白熱電球かLEDに買い換えるだけでも高熱になるのを防ぐことはできます。
LED電球は少し高いのですが、すぐに元が取れますし、電気代の節約にもつながります。
キッチンでよくあるのが、鍋などを火にかけっぱなしでうっかり忘れてしまうことです。
空焚きの鍋から発火することもあります。
ガスでもIHでもありがちですが、これは本体のタイマー機能も活用すると安心です。
最近のコンロにはガスもIHも切り忘れ防止機能が搭載されていますので、火にかけっぱなしでも一定時間が経過すると自動的に切れます。
このような機能がついていない場合には、料理中はキッチンから移動しないルールなどを決めておくことです。
それでもうっかり忘れてしまうという人は、キッチンに入ってコンロに火をつけたら、キッチンタイマーをセットしておくと安心です。
3.年に1回はコンセント周りに埃が溜まっていないかチェック
少し意識をするだけでも思わぬ事故を防ぐことはできます。
キッチンは火の元になりやすいですので、手が届く範囲に消火器を常備しておく、センサーを設置するなど対策を取りましょう。
漏電の原因となるのは、埃や家電の断線などです。
いつもコンセントを差しっぱなしで1年以上掃除をしていないというのなら、年に1回は埃が溜まっていないかチェックしてみましょう。
棚の後ろのコンセントなどは掃除が面倒になってしまいますので、掃除をしやすく家具を配置する工夫もしてみましょう。
古すぎる家電はコンセントが中で断線するなどのトラブルも起こりやすいです。
この場合には使用中に急に発火する可能性も高くなりますので、あまりにも古過ぎる家電は買い替えの検討も必要です。
4.燃えるものを家の外に放置しないこと
また日頃あまり使わない家電は、コンセントを差しっぱなしにせずに使うたびに差すようにすると安心です。
コンセントの差込口も、日頃使わないところには埃が溜まりやすいので専用のキャップなどをつけて対策もできます。
家電本体も使用することで埃を吸い寄せますので、内部に溜まって発火する可能性が高くなります。
目で見て埃が気になる場合には、エアーダスターなどを使って中の埃取りをすると家電の故障も防ぐことができます。
家の周囲で心配なのが、燃えるものを外に放置することです。
家と家の間の狭い通路などにずっと放置してあるもの、車庫にしまいっ放しのものになんらかの拍子に火がつく可能性だってあります。
物を放置するということはそれだけ火事の危険性も高まりますので、定期的に処分するようにして燃えるものをほったらかしにしないことです。