Last Updated on 2024年11月14日 by zgurdu
1.あおり運転の恐怖
東名高速道路であおり運転を繰り返した男によって、尊い命が失われた事故がありました。
日本は車社会ですし、全国に整備された道路がありますから、生活には欠かせない乗り物だといえます。
しかしその一方で、車は安全を心掛けていても、ちょっとしたことで人の命を奪うことにもなるツールだということを考えて、慎重な運転を行うことが求められています。
参考:悲惨な「東名高速死亡事故」似た経験をした犯罪心理のプロが思うこと
多くの人が安全第一と考えて慎重な運転をしていますが、中には荒っぽい運転をする人がいることを否定できない現実があります。
道路交通法に基づいた運転をしないだけでなく、他の運転手に迷惑をかけるようなことをするドライバーがいます。
様々な迷惑行為の中でも、大変危険なことの1つがあおり運転です。
車間距離を適切にとらずに車体を近づけてきたり、車線変更をしようとしたときに幅寄せをするなど妨害する行為です。
一般道路はもちろん、高速道路であおり運転の被害に遭った場合、車同士が接触をして大事故になることは否めません。
そこであおり運転に遭った時の対処法を知っておくと、大きな事故を防ぐことができます。
2.平常心を持って後続車の煽りに気を取られないようにする
煽られると気持ち的に焦ったり、怒りを覚えることがあるので、普段よりも判断力が低下してしまうことが考えられます。
しかしまず第一にしなければならないことは、平常心を持って後続車の煽りに気を取られないようにすることです。
後続車の嫌がらせなどには無視をして普段どおりの運転を心掛けるようにしましょう。
あおり運転をするドライバーは、もっとはやく走ることを求めていることが多いので、素直に道を譲るようにすることも対処法の1つです。
高速道路であれば追い越し車線を走行中にあおられたときは、すぐに左の車線に移動をするようにして、一般道路であれば休憩用の路肩スペースに停車するという方法もあります。
無理に運転をしていると、焦りから判断能力が低下して、自分で事故を起こしてしまうこともあるからです。
3.いらだって自分も煽り返すのはNG!
そして絶対にしてはいけないことは、あおられたのでいらだって自分も煽り返すということです。
煽ってくる相手は気が立っていることが多いので、それを刺激することによってさらに激情させてしまう恐れがありますし、クラクションなどを鳴らしても苛立たせることになるのでトラブルを避けるために道を譲るようにします。
もちろんあおり運転のような危険な運転をしているドライバーを野放しにすることは腹立たしいですから、その様子を動画で撮影して警察に提出する方法もあります。
ただ運転しながらの動画撮影は危険なので絶対にしてはいけませんから、同乗者がいたときに任せるようにします。
その他には、頻繁に煽ってくるドライバーがいるときには、事前にドライブレコーダーを設置しておき、車の後部にドライブレコーダーが設置してあり撮影中ということを知らせるステッカーを張るという方法もあります。
4.絡まれたらドアを開けずにすぐに警察に通報する
ドライブレコーダーがあれば、煽っている行為を完全に録画することができますから、抑止力になります。
ドライブレコーダーは、カー用品店などで販売されており、簡単に取り付けることができるのでさいきんは普及率が高まっています。
撮影した映像は、煽られたことを示す重大な証拠になりますし、それによって接触事故が起こったときに対処をするときにも役立ってくれます。
相手に非を認めさせたり、保険で修理をするときにも、映像があれば有効な証拠になります。
悪質なドライバーの中には、道を譲ったり路肩に停車してやり過ごそうとしても、同じように車をとめて文句を言ってくることがあります。
その際には決してドアをあけずに、すぐに警察に通報することが重要です。
警察に通報したと気づいたら逃げ出すこともありますが、相手のナンバープレートを書き留めておき、煽っている様子の映像と一緒に提出すると対処してもらうことが可能です。